「FX初心者必見」自分のトレードスタイルを見つけよう
「FXを始めたが、どのようなトレードスタイルがあるか分からない」
「自分の性格に合ったトレードスタイルを見つけたい」
この記事は、このような悩みを持った人に向けて書いています。
こんにちは、kenです。
今回はFXの「トレードスタイル」に関しての説明をしようと思います。
トレードスタイルは大きく分けて4つあります。
1から順に解説します。
スキャルピング
スキャルピングは「数秒から数十秒」と短い時間で行うトレードです。
ポジションは大きめで、利食いの値幅は小さく「10pips未満」で行います。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析をして、この先の値動きを予測するよりも「反射神経」が大事になります。
思惑と反対に動けば損切りを行い、予想通りに動けば利食いします。
FXは状況によっては、数秒で10pips以上動くこともあるので、数分から1時間以上ポジションを持つこともあります。
基本的には「利食いの幅は損切りの幅の倍以上取る」が基本です。
メリット
- 精神的負担が少ない
- 忙しい人でも効率よくトレードできる
- 短時間で行うトレードなので、大きな為替変動による損失が小さい
デメリット
- やりすぎると疲れる
- 1回のトレードで得られる利益が少ない
エントリータイミング
気になるエントリータイミングですが、僕の場合は「レンジやネックラインを抜けた瞬間」にエントリーします。
最も近い高値(107.736)と安値(107.116)で横線を引きます。(ネックライン)
このネックラインを上か下に抜けるところを狙います。
スキャルピング向きの通貨ペア
基本的には「スプレッド幅が小さい通貨ペア」です
(例)
ドル円 ユーロ円 ユーロドル ポンド円
ポンド円は少しスプレッドが広いですが、相場がよく動くので大きな利益を得ることもできます。
コロナウイルスの影響もあって値幅が大きですが、1日で1円近く動いています。
スキャルピングで気をつけること
スキャルピングまとめ
- 損をすぐに取り返そうとしない
- 分析ではなく「反射神経」が大事
- 数秒から数十秒で10pips未満を狙う
- ポジションは大きめでエントリーする
- 1回のトレードで得られる利益が少ない
- 短時間のトレードなので、リスクが少ない
- 「これから損が利益に変わるだろう」は禁止
- 普段時間があまり取れない人でも行うことができる
- エントリータイミングは「ネックラインを抜ける」とき
- 損切りと利食いのタイミングはエントリー前に決めておく
- タイミングが良ければ10pips以上の利益がもらえることもある
デイトレード
基本的にはポジションを持った日に決済をするトレードです。
まだまだ利益を伸ばせそうだと判断したら、次の日に持ち込みます。
数時間から1日ほどポジションを持つの、で多少のリスクはあります。(差益や経済指標)
ポジションはスキャルピングよりは少なめで、利食いは数十pipsから,100pipsの値幅を狙います。
デイトレードはスキャルピングとは異なり、「テクニカル分析とファンダメンタルズ分析」をしてからエントリーします。
メリット
デメリット
- エントリーできる回数が減る
- スキャルピングよりも分析に時間がかかる
- 為替変動のリスクや、経済指標のリスクがある
エントリータイミング
僕の場合「①パーフェクトオーダー②MACDがデッドクロスorゴールデンクロス③ネックラインをブレイクしたとき」にエントリーします。
この3つの条件が揃わない限り、エントリーしません。
①パーフェクトオーダーとは「短期 中期 長期の3つの移動平均線が同じ方向を向いている状態」のことです
短期が赤 中期が黄 長期が青の移動平均線が全て右上がりになっています。この状態がパーフェクトオーダーです。
上昇トレンドの場合は上から短期 中期 長期の順になります。
下降トレンドの場合は下から短期 中期 長期の順になります。
②MACD
MACDは相場の先行指標です。
赤い線がオレンジの線を上から下に抜けることをデッドクロスと言います。
反対に赤い線がオレンジの線を下から上に抜けることをゴールデンクロスと言います。
デットクロスが起きた後には通貨の値段が下がり、ゴールデンクロスすると通貨の価格が上がります。
デッドクロスが出れば売り、ゴールデンクロスが出たら買いということです。
※ただし、パーフェクトオーダーが出ている+ネックラインを抜ける状況であることが前提です。
③ネックラインを抜けたとき
上の図のように高値と安値の横線をネックラインと言います。
このネックラインを抜けるタイミングがエントリーポイントです。
※パーフェクトオーダー+デッドクロスorゴールデンクロスが前提です。
デイトレード向きの通貨
スプレッドが極端に広くなければ、どの通貨ペアでも取引してもいいと思います。
僕の場合は「ドル円 ユーロ円 ユーロドル 豪ドル円 ポンド円 ポンドドル 豪ドルドル
ユーロ豪ドル ポンド豪ドル ユーロポンド」の10種類を使っています。
理由はよく使われる通貨だからです。
デイトレードで気をつけること
- テクニカル分析は必ず行う
- ポジションを無理に持たない
- すぐに損を取り返そうとしない
- 経済指標の発表時間を確認しておく
- 相場に従う(次はこうなるだろうと自分で決めない)
- エントリー前に損切りと利食いのタイミングを決めておく
デイトレードまとめ
- 経済指標に気をつける
- ポジションを無理に持たない
- 損をすぐに取り返そうとしない
- 利食いは数十pipsから,100pips以上
- 為替差益や経済指標などのリスクがある
- スキャルピングよりもポジションは小さめ
- 基本的にポジションはその日のうちに決済する
- 1回のトレードで多くの利益を得ることができる
- スキャルピングよりエントリーできる回数が減る
- 損したら「なぜ損したのか」を分析して反省する
- ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析が大事
- エントリー前に損切りと利食いのタイミングを決めておく
- 自分の意見(これだけ価格が落ちてるからそろそろ価格が上がるだろう。など)ではなく相場に従う
スイングトレード
数日から数週間と、長い期間ポジションを持つトレードスタイルです。
スイングトレードは「数年にわたる長期トレンドの中の中期トレンド」に乗って取引をします。
ポジションはデイトレードよりも少なめにします。
スイングトレードは長い間ポジションを持つことになるので、テクニカル分析に加えてファンダメンタルズ分析を大事になります。
メリット
- ファンダメンタルズ分析が得意になる
- 1回のトレードで得られる利益がかなりでかい
デメリット
- エントリーできる回数が少ない
- 為替差益や経済指標、政治情勢などのリスクがある
エントリータイミング
スイングトレードのエントリータイミングは「長期トレンドの中期トレンド」にのるときです。
上の図のようにトレンドラインを引き、反発するところでエントリーします。
損切りはトレンドラインを反発ではなく「抜けたとき」です。
スイングトレード向きの通貨ペア
デイトレードと同じでスプレッドの幅が小さい通貨ペアを使いましょう。
スイングトレードで気をつけること
スイングトレードまとめ
- トレード回数が減る
- 長期トレンドの中期トレンドに乗る
- 1回のトレードで得られる利益が大きい
- 数日から数週間と長い間ポジションを持つ
- ポジションはデイトレードよりも小さくする
- 為替差益や経済指標だけでなく政治情勢もチェック
- テクニカル分析とファンダメンタルズ分析両方とも重要
ポジショントレード
スイングトレードを延長したのがポジショントレードです。
ポジションを持つ期間は数週間から数ヶ月ほどです。
ポジションはスイングトレードよりも少し小さめで、利食いはスイングトレードよりも多めを狙います。
メリット
デメリット
- トレード期間が長すぎる
- 為替差益や国情などリスクが多い
エントリータイミング
長期トレンドが始まる予兆としてあげられるのは金融政策です。
金利が上がれば通貨は買われますが、金利が下がると通貨は売られます。
金利とは何か知りたい人は下の記事をみてください。
ポジショントレードに向いている通貨
もしくは、低金利通貨を売るのがいいと思います。
(例)買いエントリーする場合
ドル円 ポンド円 メキシコペソ円など
(例)売りエントリーする場合
ユーロドル ユーロポンド ユーロ豪ドルなど
ポジショントレードで気をつけること
ポジショントレードまとめ
- 金融政策発表後を狙う
- ポジションの大きさは小さめ
- 高金利通貨を買うか低金利通貨を売る
- 経済指標や世界情勢は毎日チェックする
- 1回のトレードで得られる利益がかなり大きい
- 数週間から数ヶ月と長い間ポジションを維持する
- ポジション維持期間が長いのでスワップポイントも狙える
- ポジションが小さいので他のトレードをすることもできる
- 損切りと利食いのタイミングをエントリー前に決めておく
まとめ
今回の記事では「トレードスタイル」に関して書きました。
自分の生活スタイルに合わせてどのトレードが合うか確かめてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。