「FX初心者必見」スワップポイントとは?をわかりやすく説明(金利に関しても解説しています)
この記事は、スワップポイントとは何のことか知りたい人に向けて書いています。
スワップポイントを理解するためには金利とは何かを知る必要があります。
金利の説明
(例)
Aさんがが50万円持っているとします。
Bさんは事業拡大のために50万円必要としています。
BさんはAさんに50万円借りればいいわけですが、借りるためには対価が必要になります。その対価のことを金利と言います。
もしBさんの他にもお金を借りたい人がいれば、お金の価値が上がり、金利は上がります。
反対に借りたい人が少なければ、金利は下がります。
金利を変動させる要因
1物価
物価が上昇すると、金利も上昇します。
物価が上昇しているときは、お金の価値が下がっている状況と言えます。
物の価値が上がるので、お金を持つより、物を持った方が価値を見出せるからです。
反対に物価が下がると金利も下がります。
物価が下がるということは、物よりお金を持った方が価値を見出せるからです。
2景気
景気になれば、消費者が物を買ったり、売ったりする意欲が増します。
そうすると、企業は生産を増やしたり、設備投資をすると考えられるのでお金の需要が高まります。
よって、金利が上がると考えることができます。
不景気になれば、個人の消費が減ります。
そうなると、企業は生産を減らすことになります。
よって、お金の需要は下がり、金利も下がると考えられます。
通貨の金利表
2020年2月11日現在の金利です
スワップポイントの説明
スワップポイントとは2つの通貨同士の金利差による額のことです。
買いか売りのポジションを次の日に持ち越すとスワップポイントが発生します。
1日持ち越すと20円もらえるとすると、1年だと7300円もらえるということです。
低金利の通貨で高金利の通貨を買うとスワップポイントがもらえます。
反対に、低金利の通貨で高金利の通貨を売ると、スワップポイント分の料金を支払わなければいけません。
スワップポイントの計算例
(例) わかりやすい数字にしたいので、米ドルの年利2%で日本円の年利が1%だったとします。
1ドル100円のとき1万ドル(100万円分)を買いました。
1年間1ドルが100円だったとすると、金利差1%分がもらえます。
よって1万ドル(100万円)の1%なので100ドル(1万円)もらえるということです。
1年後1ドル110円になっていれば、差益分+スワップポイントがもらえます。
金利差分の支払いが生じます。
(例)米ドル年利2% 日本円年利1%
ドル円を売りからエントリーして1年間持ち越すと金利1%分の支払いになります。
1万ドル(100万円分)を売ると、1年間で1万円の支払いになります。
忘れないでほしいのは(例)は1年間1ドル100円が変わらなかったらの話です。
通貨の価格は常に動いているので、この先価格が上昇する予兆があったら高金利通貨を低金利の通貨で買ってください。
実際スワップポイントはどうなのか
結論から言うとお勧めしません。
理由は4つあります。
- どの国も金利引き下げが進んでいるから
- トルコやメキシコなど高金利通貨があまり買われていないから
- 少ない金額で取引してもスワップポイントが少額しかもらえない
- 大きな金額を使っても、為替差益による損益を長時間見ているだけでメンタルがやられてしまう(高金利通貨の通貨ペアは大半が下降トレンド)
決して価格が上がらないわけではないけれど、スワップポイント目的だと難しいように思えます。
メキシコペソ円ならトルコリラ円よりは可能性があります。
半年ほどならかなりのスワップポイントがもらえそう。
けれど、価格がいつ上がるか予想するのが難しい。
スワップポイントまとめ
- スワップポイントを受け取ることができるのは
(例)スイスフラン円 ユーロ円
- スワップポイントを支払わなければいけないのは
(例)ユーロ米ドル カナダドル円
- スワップポイント狙いの取引はお勧めできない
まとめ
少しでも参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。